AndroidスマホのUSBが壊れて充電できなくなったときに絶対に充電できる方法
2017/06/29
スマホのUSBコネクタが壊れて、接触不良となり充電ができなくなってしまった。
修理に出せばいいわけだが、とりあえず、緊急に連絡することがあり、この用事を済ます分だけでも、なんとか充電できないか。
メーカー修理だと、初期化されてしまうので、その前にバックアップするためだけでも、一旦充電したい、、。
こんな時に対処するための、必ずしもおすすめできないが、絶対に充電できるとても原始的な方法がある。今回はその方法をご紹介しよう。
まず裏蓋をあけてリチウムイオン電池を取り出す。
あ、電池が本体と一体型で、着脱ができないタイプのスマホは、この時点で今回の方法は使えないので、あきらめてほしい。
次に、壊れて役に立たなくなったUSBコードを用意する。
100均ショップで買ったが、3か月くらいで差したときになんか手ごたえがないというか、ブカブカというか、装着感が緩くなってしまい、6か月くらいしたらなんか充電できなくなってしまった、そんなUSBコードがどこの家庭にも必ず一つや二つ、引き出しの隅っこの方に眠っているはずだ。
今回はそれを使う。
撮影のために探したら我が家にもこれがあった。これはiPad用のだが、Androidスマホにももちろん使える。しかし、どうやったら、こんな壊れ方をするのだろうか。
まさに、野獣、ケダモノたちの所業だ。
まず、マイクロUSBのコネクタ部分をハサミでちょん切る。トリャッ。
次に、外側の被覆を3センチくらいむく。カッターナイフを使うと簡単だ。
4本のコードが現れる。今回は黒と赤のコードを使う。残りの緑と白の2本は信号伝送用なので今回は使わない。
この黒と赤のコードのビニールの被覆をむく。1センチくらいあればいいだろう。中の金属の導線を切らないように外側のビニール被覆だけにぐるりと切り込みを入れるのだ。 カッターナイフの刃先を滑らせるのではなく、ビニールに対して刃先を押し当てるようにすると、ビニールだけが切れる。
そしてビニールを引っこ抜くと金属の線がむき出しになる。
次に、金属の導線を丸めて、小さなこぶをつくる。
そして、赤を電池の+端子、黒を-端子にくっつけ、上からセロハンテープでギュウッと強く張り付けるのだ。
あとは、コードの反対側を充電アダプターに差せばOK。
なんちゅう、原始的な方法なんだっ。
だからいったじゃん、原始的な方法だって。
導線と電池の接触が意外とうまくいっていない場合がある。スマホに充電するときは、充電中の表示やランプが点灯するが、今回はランプも表示もなく、線をつなげてはみたものの、果たして充電できているのか、できていないのか、いまいち不安だ。
そんなときは、充電アダプターを触ってみる。うまく充電ができていれば、アダプターが熱くなっているはずだ。ひんやりとしていたら、接触が不良で充電できていないということだ。改めて、セロハンテープで強く貼り付け直さなければならない。
なんという原始的な方法なんだっ。
だから、言ったじゃん、原始的な方法だって。
オレのアメリカBLU社製スマホのUSBコネクタが購入後半年で、壊れてしまい充電ができなくなってしまったことは、かつて書いた。
このスマホ、普段仕事に使っていたので、突然使えなくなり、非常にこまったのである。代わりのスマホが手に入るまで、実はこの方法で充電して2週間ほどだましだましつかっていたのだ。
最初は、電池を簡単につなげられる器具を割りばしで作ったりしてみたのだが、どうもうまくない。結局セロテープで都度張り付けるのが一番確実で簡単だった。
あと、ほんとは最も重要なことだが、通常の充電では最適な充電状態になるよう、スマホ本体がコントロールしているらしいが、この充電方法は、まったく野放図、無制限、無法、無政府状態なので、電池の寿命を縮めている可能性がある。
しかし、オレから言わせれば、今のスマホは明らかに規格自体に欠陥がある。壊れやすすぎるのだ。充電というのは、もっと単純で原始的なものだ。コップに水を注ぐように、5ボルトをほんの少し超える電圧を一定時間、電池にかけて、電気を注いでやる。それだけだ。ふんっ。
もしこの方法を試してみようというチャレンジャーがいたら、あくまで自己責任でお願いします。充電は8分目、過充電には注意しよう。
尚、赤と黒のコードを絶対にショートさせない(くっつけない)ように気を付けよう。アダプターが壊れてしまう可能性もある。
今調べたら、スマホの充電池に直接充電できる汎用機器も売られているみたいだ。心配な方はこういうのを使いましょう。