修理、改造の部屋 (略して、、修造の部屋!)

ちょっとした修理や改造を自分でやってしまう。小さな部屋での子供じみた中年男の密やかな楽しみ。でも、かえってキズ口を広げたり、制作に失敗してガラクタがどんどん増えていくような気もしている今日この頃。

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USB Type-Cのコネクタは壊れやすいのか

2018/07/04

以前、ここでも書いたが、私の使っているスマホのUSBコネクタはType-Cというものだ。

大きさはMicro USBよりわずかに大きいだけなのに、この中には24ピンも入っているらしい。

上下に12ピンづつ、180度回転して重なるように並んでいるので、裏表なく使えるようになっている。このたくさんのラインを準備していることによって、最大電力伝送能力が向上している他、高度な映像データなどの転送も可能なつくりになっているらしい。

しかし、もちろん、このコネクタがその拡張的な機能を発揮するためには、このコードの両端がType Cになっていなけれならない。反対側が、従来のUSB Type Aであれば、ピンが4本しかないので、いくら片方に24ピンもあっても、その制約を受けるからである。

実際には、2016年の夏にこのType-Cが登場していくつかのスマホやタブレットに採用され、充電時のスピード向上と、そしてなによりも差し込むときに裏表がなくなったことは、使う側にとっては大きなメリットではあるものの、今のところ、ほとんどのケースにおいては、その目的の半分以下の性能しか発揮していない。Wikipedia英語版では"future-proof"(将来的な機能拡張に耐えうる規格)なんて言葉をつかっている。

そして、価格ドットコムのコラムによると、そのほかにも以下のようなメリットがあるらしい。

「また、端子自体の機械的な耐久性が飛躍的に高められている点も見逃せない。従来のMicroUSBでは、設計上、大体3000回程度の着脱が想定されていたが、USB Type-Cでは10000回の着脱に対応するように改められている。これは、充電の機会が多いスマートデバイスにおいて、製品の寿命を延ばすものとして歓迎するべきものだ。」

あ、そうなんですか。でも壊れましたよ。

MicroUSBのデバイスはいくつも持ってましたけど、これらと比較しても、かつてないスピードで。買って半年で、ぜんぜん充電ができなくなっちゃったんですけど。

あらためてアメリカアマゾンのレヴューをみると、星平均が3.5と低評価である。そして低評価をしている人のレヴューをみると、充電に問題が発生したと書いている人が多い。私がこの機種を購入したときには、もう少し高評価だったと記憶している。発売後、数ヶ月して、この欠点が表面化したのかもしれない。もちろん、こういったウワサは他には聞かないので、これは規格そのものの問題というより、この機種固有の問題の可能性が大きい。

購入して半年だったので、今回の修理にはメーカー補償の適用を受けることができたが、新しいパーツには、壊れやすさの改善がなされていることを切に願う。

それにしても、MicroUSBは3000回程度の着脱しか想定されていないということを初めて知ったが、正直驚いた。一日10回着脱したら、300日しか持たないということになる。1日5回でも2年もたないということ? これが事実ならば、まったく実用レベルとはいえない、と思うのは私だけではないだろう。C-Typeでもたったの10000回って、ぜんぜん自慢できないだろう? ひどすぎる。あまりにも脆弱、ひよわ、へたれ、根性なし、いくじなし、泣き虫、弱虫、青春のいじわる。やる気が無いんだったら、最初からやめととけいっ。

future-proofだかなんかなんか知らないが、充電方法だけに関してはガラケーみたいに、本体にプラスとマイナスの接触面をむき出しにしておいて、充電用のケースに本体をポンと乗せたら、充電が始まるとか、できるだけシンプルな方法を採用すべきだ。そうすれば、すくなくとも本体側のコネクト機能が物理的な力で壊れることはほぼ100%なくなるはずだ。

 

2018/7/3追記: このスマホのUSBコネクタが再度壊れてしまったのでおとなしく自分で修理した記事をアップしました。

 

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